日本の農業・農村は今や、道路や鉄道などに劣らないインフラストラクチャー整備が進み、地域共有の資源であるとも言えます。 飛騨高山、国府荒城川水系地域に於いても農地・農業用水等の資源は、 これまで集落など地域の共同活動により保全管理されてきました。 これらの資源は、農業だけでなく地域の豊かな自然環境や景観を 形づくる 上でも大きな役割を果たしています。 高齢化や混住化が進行して、農地や農業用排水などの資源をこれま でどおり地域で適切に保全管理していくことが難しくなってきています。 一方、国民の農村環境に対する評価が高まっており、農地・農業用 水等の資源の保全と併せて農業生産のあり方を 環境保全を重視したものに質的な向上が求められています。荒城川水系